VAN ヂャケットジャパンヴィンテージ 70年代ウールトレンチコート

12月 21, 2016

VAN ヂャケットジャパンヴィンテージ 70年代ウールトレンチコート

スペシャルなジャパンヴィンテージ。

間違いなく洋服ベースのジャパンヴィンテージでトップクラスのブランドアイテムだと思います。

バーバリーやアクアスキュータムも良いですが、人と違うトレンチが着たい方にお勧めです。

・Brand:VAN JACKET INC.
・Date:'1970s
・Material:Shell (100% Wool) / Lining (100% Cupra)
・Size:L

1970年代頃のVANヴィンテージウールトレンチコートになります。

VAN ( ヴァン ).....「アイビールック」の生みの親、そしてメンズファッションの神様とも言われた石津謙介氏により、1951年に前身である石津商店を創業したことがきっかけにスタートしたVAN。

1954年にはVANブランドが登場し、アメリカ東海岸の名門大学グループ「アイビーリーグ」の学生達のファッションやライフスタイルを「アイビー」と称し、アイビー・ファッションをVANブランドとして打ち出し、急成長を遂げました。

60年代に入ると当時の「みゆき族」の間でも流行し、彼らの間ではVANのショップバッグであった紙袋を持つ事ですら、一種のステータスとなり、当時の日本のファッションシーンの最先端を突き進みました。

その後もフットボールチーム「VANGUARDS」の所有や、自主企画・運営の劇場「VAN99HALL」のオープンなど一種のカルチャームーブメントとして爆発的な人気を見せました。

1978年に事実上の倒産、紆余曲折を経て2000年に再復活。2007年以後、本体の株式会社ヴァンヂャケットは営業活動中です。

当時、VANの洗礼を受けた皆様には懐かしさを覚える大変貴重なアイテムだと思います。VAN自体、当時のヴィンテージに関しては、今なお数多くのコレクターの方が存在し、市場に出てくる事自体が極めて稀です。

襤褸や和服などのジャパンヴィンテージとは違い、洋服ベースで見たジャパンヴィンテージの中では間違いなくトップクラスのブランドアイテムです。

また、この定番のトレンチコートと言うのもポイントが高いと思います。ベージュなどが一般的ですが、この色味の綺麗なグリーンカラーはとても良い表情を見せています。

なお、シェルの素材はウール、そしてギャバジン織です。耐久性の高いギャバジン＋生地独特の雰囲気がまた素敵ですね。

ライニングはキュプラなので、肌触り良く着心地、袖を通す時のストレスもありません。

なお、エポレットとウエストベルトの着脱が可能なので、色々な楽しみ方ができると思います。ハンドウォーマーポケット内はフランネル貼りで、温もりと肌触りの良さも最高です。

こういった細かい部分にも注力するのが、ジャパンヴィンテージの良い部分ですね。なお、内側には一つポケットが付き、予備のボタンも残っています。

ラグランスリープですので、肩周りの着心地も良く動きやすいのも特徴の一つですね。また、肩のラインが強調されませんので、スマートにシュッとした縦の綺麗なラインを描いてくれますね。

開けて着ても閉めて着ても雰囲気が良く、見栄えがしますので普段のコーディネートの際は程よい主張があります。デイリーに使えるユーティリティデザインは時代を経ても色褪せませんね。

長く着る事、そしてクオリティを追い求めると必ずヴィンテージが答えとなってきます。ケア次第では一生物ですし、こだわる方にはヴィンテージがお薦めです。

ジャンル問わずですが、大人が着れるヴィンテージクロージングは国や年代を問わず大変貴重です。特にVANのヴィンテージだと尚更ですね。

勿論、バーバリーやアクアスキュータムお好きな方にもお勧めです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。