ヴィンテージデッドストック旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリージャケット

1月 23, 2017

ヴィンテージデッドストック旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリージャケット

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ヴィンテージデッドストック旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリージャケット

物凄いアイテムが入ってきました。前回と同じ下士官兵用で、今回はウールを使用した冬用の軍衣です。

極めつけはデッドストックです。

もう、次は無いと思います。(頑張りますが.....)

・Brand:旧日本陸軍
・Date:昭和15年 ( 1940年 )
・Material:Wool
・Size:3号

1940年(昭和15年)頃の旧日本陸軍ヴィンテージ九八式下士官兵用ウールジャケットになります。

日本が真珠湾攻撃を行い参戦した太平洋戦争の前年の大変貴重なアイテム。現存数から言ってアメリカやヨーロッパの同じ年代のミリタリーアイテムより格段に少なく、実際の実物をご覧になった方も非常に少ないと思います。

また、旧日本軍のアイテムは、アメリカ本土でも超がつく程のプライスが付き、コレクターの方がいらっしゃいますので、市場に出回るということ自体が戦後70年以上経過した今では、ほぼ皆無です。

九八式で、昭和13年(皇紀2598年)に制定された陸軍の軍服です。下士官兵が着用していたウールを使用した冬用のモデルで、九八式で言うに最もポピュラーな型ですね。

日本が戦争に向かう途中で、物資の供給がまだ安定していたため非常に良質なウール地を使用しており、触った時点でクオリティの高さが分かります。

ただ、アイテムとして見ても一言「かっこいい」で事足りると個人的には思います。マットな色味のウール地に円形の金属ボタンがよく馴染み、全体の佇まい自体がとてもエレガントです。

九八式も改定が重ねられ、これより以後のモデルや地域によって肘当ての有無など、ディテールに差がございますが、このシンプルなスペックは戦史という部分で見ても本当に貴重だと思います。片方の剣留めもかっこいいディテールですね。

ライニングにはポケットも付属しているので、使い勝手も良いと思います。アメリカでいうミルスペックのスタンプ表示が、まだ残っている部分も歴史的に価値があると思います。

ライニングに書かれた松井姓の表記も当時に思いを馳せる貴重なディテールだと思います。

ジャパンヴィンテージはまだまだ、他のアメリカやヨーロッパのヴィンテージに比べ、資料や調査が進んでいませんので、こういった部分もこれからどんどん物の優劣を表す部分になっていくと思います。

ミリタリーらしさもありながらモードな雰囲気も漂っていると思います。こういったルックスを見るとどこかのハイブランドやメゾン系のブランドが、サンプリングしてもおかしくないくらい完成度が高いですね。

アーカイブ、コレクション級であることは間違いありませんが、今実際に着れるデザインということがもしかしたら一番重要かもしれませんね。

シルエットも驚くほど綺麗です。

ただ壁に掛けておくだけでも絵になります。コレクション用にも最適ですね。

また、階級章などが無い事、ウールの状態を見てもおそらくデッドストックだと思います。

人類の歩んできた歴史、そして衣服の歴史を知る上でも重要なアイテムだと思います。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。