ヴィンテージ旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリーパンツ下衣

1月 26, 2017

ヴィンテージ旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリーパンツ下衣

お好きな方いらっしゃるか分かりませんが、個人的に今年ナンバーワンのアイテムです。

洋服の形式をとっているアイテムですが、やっぱりアメリカやヨーロッパのアイテムとは雰囲気が異なりますね。

面白くかっこいいアイテムなので、是非ご覧下さい。

・Brand:旧日本陸軍
・Date:'1940s
・Material:Cotton
・Size:検印無し

1940年代頃の旧日本陸軍ヴィンテージ九八式下士官兵用下衣になります。

大戦中の今となってはとても貴重なアイテム。現存数から言ってアメリカやヨーロッパの同じ年代のミリタリーアイテムより格段に少なく、実際の実物をご覧になった方も非常に少ないと思います。

また、旧日本軍のアイテムは、アメリカ本土でも超がつく程のプライスが付き、コレクターの方がいらっしゃいますので、市場に出回るということ自体が戦後70年以上経過した今では、ほぼ皆無です。

検印はございませんが、九八式で、昭和13年(皇紀2598年)に制定された陸軍の軍服です。下士官兵が履いていたコットンを使用した夏用のモデルです。

この今でいうジョッパー・ライディングの様なルックスは陸軍ならでは、そしてとても今っぽいシルエットのアイテムだと思います。

検印無しのUSEDと言うのも割とレアな部類に入るのではないでしょうか。

フロントはダブルニー、ヒップ周りにも二重で生地があてられヘビーユーズに耐えうる仕様となっています。裾部分にはスリットが付き、紐が付きますので紐を調節してブーツインできるシステムになっております。

そして、ウエストの調整が紐というところも今っぽくてかっこいいディテールだと思います。シャツインした時にも紐の場合、ニュアンスが良くとても良い表情を見せてくれます。

縫製はほぼミシン縫いですが、フロントポケット下にハンドステッチ、ボタンフライ上部の布にハンドステッチでのリペアが入っています。

欧米各国のアイテムでもハンドステッチはございますが、日本のアイテムで見るとどうしても刺し子を彷彿させますね。

トップボタンは交換されていますが、なんとウッドボタンに付け替えられています。所々の汚れや擦れもコットンの風合いが良いため味わい深いディテールになっていると思います。

ミリタリーらしさもありながらモードな雰囲気も漂っていると思います。こういったルックスを見るとどこかのハイブランドやメゾン系のブランドが、サンプリングしてもおかしくないくらい完成度が高いですね。

アーカイブ、コレクション級であることは間違いありませんが、今実際に履けるデザインということがもしかしたら一番重要かもしれませんね。シルエットもユニークで綺麗です。

ただ壁に掛けておくだけでも絵になります。コレクション用にも最適ですね。旧日本軍のパンツはジャケットに比べ、極端に数が少ないのでこれからの発見は更に難しくなります。

人類の歩んできた歴史、そして衣服の歴史を知る上でも重要なアイテムだと思います。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。