60年代ヴィンテージヘルスニットヘザーグレースウェット

10月 01, 2016

60年代ヴィンテージヘルスニットヘザーグレースウェット

福島市仲間町の古着屋FUNS(ファンズ)です。

いよいよ10月になりました。秋本番になる今月も宜しくお願い申しあげます。

今月最初のご紹介は、Healthknit(ヘルスニット)のスウェットです。ただ古いだけではなく、サイズバランスがとても良い一着です。ヴィンテージスウェットのサイズ感にはこだわってピックしていますが、ここまで良いのは当店初かもしれませんね。

・Brand:Healthknit
・Date:'1960s
・Material:All Cotton
・Size:L (42-44)

1960年代頃のHealthknit(ヘルスニット)製ヴィンテージラグランスリーブ無地コットンスウェットになります。

アメリカの西部開拓時代が終焉を迎えようとしていた1900年、テネシー州ノックスビルにて創業されたHealthknit(ヘルスニット)。

着心地と耐久性に富んだ高品質なアンダーニットウェアは、すぐに話題を呼び、全米各地へその名を轟かせることなりました。

特に有名なのが、同社の3つボタンのヘンリーネックTシャツで、アメリカ南部の上質の原料から紡績、ソーイングまで一貫した生産管理の下で行い、西部開拓の大地、フロンティアスピリット、人と自然の結びつきから生まれたこのワークウェアは、アメリカを象徴する古き良き時代の働く男達に支持されていました。

ここ数年、現地アメリカでも発見が非常に厳しくなってきたヴィンテージスウェットです。ヴィンテージ古着のマーケットがきっちりと成立した頃からの人気アイテムですが、やはりヴィンテージのスウェットの魅力は尽きないと思います。

現行のスウェットとは比べ物にならない程の抜群のクオリティや質感、着込まれたことにより感じることの出来る風合いは格別ですね。最近では、90年代製造のスウェットも見つかりませんが、こちらのような60年代以前のアイテムだとほぼ皆無で、入手が非常に困難です。

一番のポイントはこのサイズ感だと思います。50～60年代頃のヴィンテージスウェットはその殆どが縮んでいますので、このサイズ感は非常に貴重です。レングスが残っているだけでなく、身幅や袖丈のバランスも丁度良く全体の収まりが良いと言いますが、シルエット良くバランスの良いサイズ感だと思います。

リブのバイアスもヴィンテージらしくかっこいいディテールですね。

また、袖のブリーチ跡や所々の汚れやダメージも雰囲気を高める貴重なディテールになっており、更にこのスウェットをオンリーワンな存在にしていると思います。まっさらな状態の物よりもこれくらいアジが出ている方が合わせやすいと思います。

そして、お色は一番人気のヘザーグレーです。ヴィンテージらしいナチュラルな色味もまた素敵な部分ですね。リブも長過ぎず、伸縮性もまだあります。斜めのラグランスリーブも存在感を発揮し、ソリッドな中に躍動的なリズムを生んでいると思います。

変に凝って着るというよりもシンプルにさらっと合わせるのが、大人のヴィンテージスタイルではないでしょうか。ヴィンテージスウェット自体、とても主張があるのでシンプルな新品との相性も良いと思います。デイリーに袖を通す物こそ拘ってヴィンテージを選びたいですね。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。

1960s Vintage Healthknit Raglan Cotton Plain Sweat

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