ヴィンテージ旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリージャケット

2月 04, 2017

ヴィンテージ旧日本軍 40年代九八式下士官兵ミリタリージャケット

オーラ凄いです。最高に良いと思います。

時計もTIMEXですが、お許しください。(笑)

・Brand:旧日本陸軍
・Date:昭和19年 ( 1944年 )
・Material:Cotton
・Size:中号

1944年(昭和19年)頃の旧日本陸軍ヴィンテージ九八式下士官兵用ミリタリーコットンジャケットになります。

旧日本陸軍の下士官が太平洋戦争中に着用していた大変貴重なアイテム。

現存数から言ってアメリカやヨーロッパの同じ年代のミリタリーアイテムより格段に少なく、実際の実物をご覧になった方も非常に少ないと思います。

また、旧日本軍のアイテムは、アメリカ本土でも超がつく程のプライスが付き、コレクターの方がいらっしゃいますので、市場に出回るということ自体が戦後70年以上経過した今では、ほぼ皆無です。

内側のスタンプに記載はございませんが、年代と折り返しの襟から九八式であることは間違いないと思います。九八式は、昭和13年(皇紀2598年)に制定された陸軍の軍服です。

コットン地の夏用のモデルで、九八式で言うに最もポピュラーな型ですね。

戦争が終結する前年のモデルで、この頃は物資の供給がかなり厳しい状況でしたが、コットンの質に縫製など作りも非常に良く出来ており、こういう部分には日本人の美意識や大和魂を感じますね。

ただ、アイテムとして見ても一言「かっこいい」で事足りると個人的には思います。特に着込まれたことにより育まれたコットンの風合いは一見の価値があると思います。

マットな色味のベークライトボタンも味わい深いディテールです。ちなみに脇下のフラップはこれより以前のモデルだと開口のみで、最終形にあたるこのモデルが見所も多く個人的には一番かっこいいと思います。全体のエレガントな印象も良いですね。

こういったルックスを見るとどこかのハイブランドやメゾン系のブランドが、サンプリングしてもおかしくないくらい完成度が高いですね。

内側のアメリカでいうミルスペックのスタンプ表示が、まだ残っている部分も歴史的に価値があると思います。

検品者の名波姓の表記も当時に思いを馳せる貴重なディテールだと思います。

ジャパンヴィンテージはまだまだ、他のアメリカやヨーロッパのヴィンテージに比べ、資料や調査が進んでいませんので、こういった部分もこれからどんどん物の優劣を表す部分になっていくのではないかと個人的には思います。