【アンティーク着物】昭和初期ジャパンヴィンテージ縞文様木綿野良着長着

11月 02, 2016

【アンティーク着物】昭和初期ジャパンヴィンテージ縞文様木綿野良着長着

福島市仲間町の古着屋FUNS(ファンズ)です。

本日も和服。久々に野良着が入ってきました。縞模様というよりもレングスがレアかと思います。

・Date:'1920～'40s
・Material:Cotton
・Size:--

1920～40年代昭和初期頃の縞文様木綿野良着になります。

野良着とは簡単に言うと田畑や山野での野良仕事の際に着用されていた日本固有の労働着(ワークウェア)です。昭和の初期頃まで、農村をメインに着用されていたアイテムで、丈夫で長持ちし彼らの日常には欠かせない存在でした。

戦後、日本国内に洋服がどんどん市民権を得始めたことや化学繊維の登場もあり、徐々に姿を消していき、現在ではコアなマーケットも存在し、徐々に感度の高い方たちが注目しているアイテムです。

縞模様の上衣タイプよりも遥かに貴重な縞模様の長着の野良着です。欧米で言う短めのドルマンスリーブが印象的です。掛け衿～地衿があることによりダイレクトな和服らしさを感じていただけると思います。

縞文様の中だと棒縞文様にあたりますが、縞の中に数種の幅のラインが入っているので、不思議と生地にもリズムがあります。所々の日焼けやダメージも雰囲気を良くするディテールですね。

また、裏に赤い木綿地をチョイスしている部分もとてもハイセンスだと思います。モードであったりモダンさを感じずにはいられませんね。

藍染の野良着よりも更に和のテイストが強いと申しましょうか、これこそジャパンヴィンテージの名に恥じないアイテムだと思います。

また、日本独自の繊細さと奥行き感をお感じいただけます。

実際着てみるとガウンの様にも着ることができますし、立ち方や合わせるパンツなどを変えるだけで様々な表情を見せてくれます。今回、リーバイスのジーンズとヴィンテージのロングスリーブTシャツ、パラブーツを合わせてみましたが、意外なほどすんなりと着ることが出来ました。

和モダンなどそういった言葉ではなく、和服として普段のコーディネートに取り入れていただければと思います。きっと多くの方にとって新しい風をお感じいただけると思います。襤褸お好きな方や海外の方にもお勧めです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。

1920～40s Japan Vintage Cotton Noragi

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