ヴィンテージ 60年代 Powrhouse 101 インディゴデニムジャケット

11月 13, 2016

ヴィンテージ 60年代 Powrhouse 101 インディゴデニムジャケット

分かりやすいアメリカのヴィンテージ。

アメカジは時代の逆光ではなく、単純に着方が良ければカッコ良く見えます。

ポケット位置は笑えますけど.....(笑)

・Brand:Powrhouse
・Date:'1960s
・Material:Cotton
・Size:--

1960年代頃のPowrhouse製ヴィンテージ101インディゴデニムジャケットになります。

Montgomery Ward(モンゴメリーワード) .....
1872年、イリノイ州シカゴにて創業者Aaron Montgomery Wardの名を冠した創業されたMontgomery Ward(モンゴメリーワード) 。

当時としては画期的だったメールオーダーシステムを導入し、カタログビジネスの礎を築いたブランドです。多くのユーザーや大戦中はアメリカ軍への物資の納入など、一ストアブランドとしては測りきれないアメリカの根幹を支えたブランドと言っても過言ではないと思います。

同じストアブランドである、Sears Roebuck社には業績面で勝ることはありませんでしたが、アメリカの方にとっては愛着のあるブランドで、2004年には、オンラインのデパートメントストアとして復活をとげました。

ヴィンテージマーケットでも同社の製品は非常に人気が高いのが特徴で、現地アメリカでもなかなか発見が難しい状況になりました。

Montgomery Ward内のワークウェアライン、Powrhouse(パワーハウス)の定番中の定番101です。Levi's(リーバイス)の507XX(通称セカンド)を模倣したと思われるデザインはヴィンテージラバーの方には馴染み深いデザインだと思います。

中央よりやや下に設定されたフラップ無しのポケットやブラスのリベットが深い色味のインディゴデニムによく合っており、ヴィンテージらしい佇まいが印象的です。

このちょうど良く落ちた色落ちは何とも言えない雰囲気があり、放つオーラがとても良いです。ヴィンテージデニムらしいインディゴの細やかな縦落ちは非常に美しく、加工技術が進化した現在も再現は出来ませんね。

真紺や濃い色のデニムも良いですが、このくらい古着面した佇まいもナチュラルで、とても良いと思います。

また、袖を中心に見られる大胆なペンキ跡も主張があり、フラットになりがちなデニムジャケットに立体的な表情を与えていると思います。

各所のダメージなども良いアジで、これが様になるのもヴィンテージならではだと思います。

この年代のデニムジャケットはレングスが短いですが、今見るとこのレングスの短さも時代が一周して新鮮な表情を見せ、非常にスタイリッシュだと思います。がっつり肩を落としてドロップショルダーで着る、その感じがまた今の空気に合います。

着用画像のようにレイヤード前提で、インナージャケットとして着ると一気に今風な表情を見せてくれますね。勿論、一枚で着た場合もインディゴの表情が良いので、雰囲気あるコーディネートをお楽しみいただけますね。

定番のアイテムですが、現地アメリカでも本当に見掛けなくなりました。大人の着れるヴィンテージクロージングはカテゴリー問わず貴重です。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃しなく。