トンビマント インバネスコート ジャパンヴィンテージ 20～30年代 | FUNS

トンビマント インバネスコート ジャパンヴィンテージ 20～30年代

最高にかっこいいジャパンヴィンテージ。

戦前の日本のアイテムはモード感が強くて、本当にお洒落だと思います。

レトロさと言うよりもソリッドな感覚を感じさせ、着倒したくなります。

こういう挑戦欲を感じさせる服ってなかなかあるようでないです。

■Details■
・Brand:Unknown / ・Date:'1920～'30s / ・Material:Wool / ・Size:--

1920～30年代、大正から昭和初期頃のジャパンヴィンテージとんびマントになります。

スコットランドのインヴァネス地方で誕生したとされ、ここ日本には1887年(明治20年)頃に伝わったとされる外套の一種、インバネス。シャーロックホームズや太宰治でお馴染みのアウターの一種です。

大正～昭和初期頃に日本で流行し、その当時は大尽(大きな財産を持った裕福な人物)のみが着ることが出来た代物です。

日本の被服文化の流れとして当時、主流だった和服に合わせやすかったことが流行の一因とされます。袖が無いマントやケープデザインで、和服の上に当時のハイカラな紳士が着用していました。

現在では和装文化が衰退したことや年月の経過もあり、普段お目に掛かる機会もありません。ジャパンヴィンテージの中のアウターではトップクラスの人気を誇るアイテムです。

この年代の物が現存していることにすら価値がございますが、それに加えまだ着用可能なコンディションを維持しているのが、素晴らしいと思います。デパートやテーラーのタグがございませんが、間違いなく当時の高級品です。

内側に手縫いで所有者の方と思われるお名前が刺繍されており、ここも味わい深いディテールだと思います。また、襟下に丸紐が残っておりますので、おそらく当時は着脱可能の毛皮襟が付いていたと思われます。

また、ヴィンテージらしい目の詰まったウール地も素晴らしく、ブラックのボタンがよく馴染みます。(比翼で、ボタンを留めると外からボタンが見えない仕様です。)

何か映画に出てきそうな雰囲気もまた良いですね。大正モダンをダイレクトに感じるアイテムですが、そこを和装ではなく現代の洋服とコーディネートするのが粋なアイテムでもあります。

マントデザインは、馴染むまで違和感があると思いますが、一度着てみると実は合わせやすいですし、着るだけで雰囲気が出てきます。ここまでくるとハイファッションやモードの域だと思います。デザイナーズブランド系お好きな方にもお勧めです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。

Japan Vintage 20～30s Inverness Coat Black

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