労務報国会の藍染印半纏
キャンセルが出ましたので、再掲載させていただきます。
・年代:1940~45年頃
・素材:コットン(微量の麻が混紡されている可能性がございますが、断定は出来かねます。)
1940年代頃のジャパンヴィンテージ藍染印半纏(法被)になります。
海外を中心に野良着やアンティーク着物、襤褸など非常に高い人気を見せ、盛り上がりつつあるジャパンヴィンテージ。
日本人はついつい忘れがちですが、世界中のどこを見てもこの和服のデザインはオンリーワンですし、本当にモダンだと思います。
海外のファッションデザイナーやテキスタイルデザイナーからも熱い眼差しが向けられていますし、ミュージシャンなどでも着用されている方が多いですね。
ジャパンヴィンテージの半纏の魅力と共に、第二次世界大戦中の歴史を知る上でも貴重なカルチャーアイテムだと思います。
フロントの地襟にある秋田県労務報国会、これだけでこのアイテムはスペシャルピースです。
労務報国会とは、簡単に言うと戦中の国策により誕生した労働組合です。
当時、日雇い労働者の賃金が高騰し、慰安工場で常勤していた労働者が欠勤し、日雇い市場に出稼ぎや移る事案が発生したため、大日本労務報国会を結成し、日雇い労働者の統制を行う事となりました。
終戦とほぼ同時にこの組織自体が解散となった為、約5年ほどしか存在しておりません。故にこの労務報国会と言う表記自体が貴重です。
アイテムの存在価値としては勿論貴重ですが、ファッションとしても素晴らしいアイテムです。
フロントの旧漢字が混ざった染め抜き自体も良いですし、背中の印がデザインとしても素晴らしいと思います。
また、色も黒に近い濃紺の藍染です。状態が良すぎて分かり易い藍染には見えないかもしれませんが、裏地の染め抜き部分を見ると、藍の色味を見る事ができます。
生地を見るに一度も水通しが行われていないようで、おそらくデッドストックと思われます。
野良着や襤褸などマーケット的には着込まれ、風合いが良くなった物が好まれる傾向がございますが、これは一から育てる楽しさがあります。
デニムのリジッドと同様に長い年月を共に過ごし、着込み風合いが良くなった頃、きっと味わい深い表情を見せてくれるはずです。
海外だとHantenやHanten Jacketとして非常に高い人気を誇っています。
和モダンなどそういった言葉ではなく、デイリーファッションとしてコーディネートに取り入れていただければと思います。
きっと多くの方にとって新しい風をお感じいただけると思います。
年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。
↑Click (オンラインショップへ移動します。)
Clothing and more FUNS (ファンズ)
アメリカやヨーロッパ、日本などの古着やデッドストックを中心に、 NEWもUSEDも分け隔てることなく、 その時その時にあったアイテムを提案するセレクトショップ。
オーナー自ら一点一点思いを込めて丁寧にピックアップを行い、 多くの皆様の生活にワードローブを通して「彩りを添える」 がモットーです。
取扱商品
・アメリカやヨーロッパのヴィンテージ・レギュラーUSED古着やデッドストック
〜ワークやミリタリー、アウトドアなどカジュアルクロージングを中心にセレクト〜
・NEW & オリジナルアイテム
〜古着と相性の良い新品小物や店舗オリジナルのTシャツetc〜
ADD 〒960-8105 福島市仲間町1-9
TEL/FAX 024-502-6439
OPEN 12:00〜 CLOSE 19:00 (不定休)
MAIL funs@kzd.biglobe.ne.jp
Facebook FUNS Facebookページ
FUNS Instagram Instagram
コメント
コメントを投稿