《日本の古着》ビスポークジャケットヴィンテージ 40年代国民服ジャパン

12月 19, 2017

《日本の古着》ビスポークジャケットヴィンテージ 40年代国民服ジャパン | FUNS

ビスポークジャケットヴィンテージ 40年代国民服ジャパン FUNS Japanese Vintage 40s National Clothing Bespoke Jacket

第二次世界大戦中の国民服。

ですが、ただの国民服ではないです。

見た目も渋くてかっこいいですが、ディテールが素晴らしいです。

ジャパンヴィンテージの中でも突き抜けたマニアックなアイテムです。

こういうのをさらっと着るのがかっこいいんです。

■商品詳細■

・Brand:Unknown / ・Date:'1940s / ・Material:Wool/Rayon / ・Size:--

1940年代頃のジャパンヴィンテージ国民服ビスポークジャケットになります。

第二次世界大戦中、物資の統制令下における国民が着用する衣類の合理化と簡素化を目的として定められた「国民服」です。戦後も物資が極端に不足していたため、着用を続けていた方も多いアイテムです。

厳密なミリタリーアイテムではございませんが、それと同じ意味合いが強く、コアなマニアの方も多いアイテムの一つです。貴重な戦中時代のアイテムなので、本当のアンティーク品ですね。

国民服も当時、一般家庭など様々な場所で作られていましたが、こちらは当時のテーラーショップへオーダーされたビスポークです。スーツでよく見られる内側のネーム表記に内側のスリーブライニングを見ると分かりやすいと思います。

テーラーが作った国民服、何か立ち位置が面白いですね。物資が不足した戦中のアイテムですが、ウール/レーヨンの生地自体も素晴らしいですし、縫製一つ見ても非常にクオリティの高い一着です。

そして、首裏のダメージ部分の内部に見られるスナップボタンのような謎のディテールも価値があります。

用途が不明ですし、オーダー主の依頼なのかも分かりませんが、オンリーワンで数ある国民服の中でも、一際ユニークな個体です。(資料としてもご覧いただきたいので敢えてリペアはしません。)

ボタンも全てオリジナル、首元のフックも残っているのも素晴らしいと思います。テーラーの技術がしっかりしていたからこそ、パーツが現存しているのですね。個人的に鈍い光沢を放つ生地に渋い色味のボタンが良く合っていると思います。

ただ一枚で着るだけでも雰囲気があります。また、秋冬はインナーに挟んでも主張があってかっこいいと思います。シンプルなデザインですが、こういったアイテムこそが大人の為のヴィンテージです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。