50年代昭和ジャパンヴィンテージ絣藍染木綿浴衣着物

9月 06, 2016

50年代昭和ジャパンヴィンテージ絣藍染木綿浴衣着物

福島市仲間町の古着屋FUNS(ファンズ)です。

さて、この後はワールドカップアジア最終予選ですね。絶対に負けられない戦い.....ちょっとでも見られたらと思っています。

日本代表を応援したい気持ちも含め、日本らしい絣の藍染木綿の浴衣をご紹介させていただきます。

・Date:'1950s
・Material:Cotton(木綿)
・Size:--

1950年代頃のジャパンヴィンテージ絣藍染木綿浴衣になります。

平安時代の主に上層階級に属した人物たちが、入浴時または入浴後に着用していた湯帷子(ゆかたびら)が原型とされる日本固有の衣服、浴衣(ゆかた)。江戸時代に入ると一般庶民にも普及し、徐々に愛用者が増えていきました。

現在では花火大会や縁日、盆踊りなど夏の催しの際に着用されるアイテムとして世代を問わず愛されています。また、日本情緒を味わえ、着付けも簡素な民族衣装であることから外国の方のお土産としても人気が高いです。

絣(かすり)は元はインド発祥の織物技法で、インド～東南アジアを経て当時の琉球に伝わり、徐々に日本各地へ浸透していきました。江戸時代後期頃、ようやく庶民が手軽に和服を楽しみ始めたことを契機に量産が進み、明治以後は1960年代頃まで、絣は普段着の和服用の反物として親しまれました。

また、現在でも日本各地で織られておりますが、生産に手間が掛かり割高であることから、生産量は極度に落ち込み、現在の反物でも流通数が非常に少なく貴重な織物です。ダイレクトに「和」を感じさせる表情から数は少ないですが、藍染織物と同様に人気が高いです。

身幅のゆとりや袖の形状は和服らしく、今の洋服に慣れた方にはとても新鮮に映ると思います。見ようによってはコートやマント、スモッグ全般の羽織など色々な解釈で捉えていただけるのではないでしょうか。袖の下は袋状になっているので、小物を入れて出したりそんな所作も絵になります。帯などでまとめずそのままさらっと着た方がかっこいいです。

襤褸や野良着でお馴染みの藍染というのも嬉しいポイントで、ジャパンブルーの名に恥じない深い藍色の部分は爽やかで和物本来の良さを感じることができます。また、さらっとした木綿のドライな着心地も好印象です。絣の生地自体が、非常にみばえがしますので壁に飾っておくだけでも絵になりますね。

立ち方や合わせるパンツなどを変えるだけで様々な表情を見せてくれます。今回、リーバイスのジーンズとソリッドTシャツを合わせてみましたが、意外なほどすんなりと着ることが出来ました。

皆様が普段お召しになっている一般的な洋服とも間違いなく相性が良いですね。やっぱり和の雰囲気もあり、今までのファッションスタイルに新しい風を入れてくれると思います。

和モダンなどそういった言葉ではなく、和服として普段のコーディネートに取り入れていただければと思います。勿論、女性の方にもお勧めです。

古い年代の絣や藍染関係の和服は、日本国内でも数が非常に少ないです。コレクションやアーカイブとしても良いかもしれませんね。また、襤褸や野良着お好きな方にもお勧めです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。

1950s Japan Vintage Indigo Ikat Yukata Kimono

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