富裕層のビスポークヴィンテージモーニングコート

11月 03, 2018

富裕層のビスポークヴィンテージモーニングコート

1930年代頃のビスポーク。

当時の事なので、モーニングを着る機会があった人物であり、それを個人オーダーするくらいの財力があった富裕層のアイテムです。

高級品なので袖を通した時の滑らかな感覚、これはうっとりしますよ。

そして、生地感も素晴らしく、パターンも加味して着心地最高です。

タグに福島とありますが、福島でない場所からの発見です。

よっぽど福島に帰ってきたかったのかな？なんて、帰り道思った次第です。

次はどこの地域に旅立つのか、それも興味深いです。

■商品詳細■

・年代:1930年代

・素材:ウール

1930年代頃のジャパンヴィンテージモーニングコートになります。

当時、福島のテーラーにオーダーされたビスポーク品です。

メンズアパレルに於いて昼間の最上級正装の一つとして知られるモーニングコートですが、各国のヴィンテージ古着の中でも、非常に珍しくレアなアイテムだと思います。

ジャパンヴィンテージのアイテムだと他国以上に数が少ないですし、年代の古さも考慮に入れると希少性が更に伝わってきますね。

モーニングコートはシングルプレストで、特徴的な前裾を大きく斜めに切られた形状(カットアウェイ)が最大の特徴です。

燕尾服やフロックコートお好きな方にも馴染み深いアイテムではないでしょうか。

また、作りも非常に綺麗で、一つ一つのパーツの縫製、生地自体も素晴らしいものがあります。

これもビスポークならではのクオリティの高さだと思いますし、時代的な事を考えてもこのアイテムをオーダー出来た事自体が、富裕層特権です。

また、モーニングを着用するくらいのオーダー主ですので、名主であったり位の高い人物であったことも間違いありませんね。

モーニングコートは特徴的なルックスから、あまりファッションアイテムとして捉える方が少ないですが、分かり易くフォーマルスタイルに合わせても良いですし、実は色々なアイテムやコーディネートと相性が良いです。

私はスウェットパンツに合わせてみましたが、なかなかアリなコーディネートだと思います。

ドレスアイテムをカジュアルアイテムに合わせてハズす、そんなスタイルとも馴染みが良いです。

大人の男に相応しいクオリティの高さとデザイン、歳を重ねたからこそ良い物を着るべきです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。