トンビマントインバネスコートジャパンヴィンテージ 30年代襟付ケープ

11月 20, 2017

トンビマントインバネスコートジャパンヴィンテージ 30年代襟付ケープ | FUNS

素晴らしいケープタイプのとんびをご紹介させていただきます。

着るだけで雰囲気が出ますし、なかなかこういったデザインのアウターをお召しになっている方もいませんので、普通に飽きた方にお勧めです。

今、書いてて思いましたが、普通に飽きた方にJapanese Vintageは良いですね。

ジャパンの中でも最高峰のアウターです。

■Details■
・Brand:Unknown / ・Date:'1930s / ・Material:Wool / ・Size:--

1930年代、昭和初期頃のジャパンヴィンテージとんびマントになります。

スコットランドのインヴァネス地方で誕生したとされ、ここ日本には1887年(明治20年)頃に伝わったとされる外套の一種、インバネス。シャーロックホームズや太宰治でお馴染みのアウターの一種です。

大正～昭和初期頃に日本で流行し、その当時は大尽(大きな財産を持った裕福な人物)のみが着ることが出来た代物です。

日本の被服文化の流れとして当時、主流だった和服に合わせやすかったことが流行の一因とされます。袖が無いマントやケープデザインで、和服の上に当時のハイカラな紳士が着用していました。

現在では和装文化が衰退したことや年月の経過もあり、当時の古い物は、普段お目に掛かる機会もありません。ジャパンヴィンテージの中のアウターではトップクラスの人気を誇るアイテムです。

襟付きのとんびの中でも人気のタイプです。また、フロントはケープデザインになっています。ケープの下には大きめに袖の開きがあり、そこに袖を通してポケットに手を入れていただくことが可能です。

この年代の物が現存していることにすら価値がございますが、それに加えまだ着用可能なコンディションを維持しているのが、素晴らしいと思います。デパートやテーラーのタグがございませんが、間違いなく当時の高級品です。

生地も素晴らしく、ブラックのボタンがよく馴染みます。(比翼で、ボタンを留めると外からボタンが見えない仕様です。)

何か映画に出てきそうな雰囲気もまた良いですね。大正モダンをダイレクトに感じるアイテムですが、そこを和装ではなく現代の洋服とコーディネートするのが粋なアイテムでもあります。

マントデザインは、馴染むまで違和感があると思いますが、一度着てみると実は合わせやすいですし、着るだけで雰囲気が出てきます。ここまでくるとハイファッションやモードの域だと思います。デザイナーズブランド系お好きな方にもお勧めです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。