明治~大正時代 ジャパン ヴィンテージ 藍染文様 つぎはぎ 古布
明治~大正時代 ジャパン ヴィンテージ 藍染文様 つぎはぎ 古布
福島市仲間町の古着屋FUNS(ファンズ)です。今年出会ったアイテムの中で、一番印象深いです。
私の拙い写真と文章では、魅力の数パーセントしかお伝えすることができないと思いますが、皆様の琴線に触れればとても嬉しいです。
・Date:明治~大正時代
・Material:Cotton
・Size:--
昭和~大正時代頃のつぎはぎ古布になります。
明治から昭和初期当時、綿花や布類は非常に高価な物で、庶民の暮らしにとって大変な貴重品でした。特に貧しく、寒さの厳しい東北地方ではその傾向が更に顕著で、「小豆3粒包める布は捨てるな」という言葉があったほどでした。
・Material:Cotton
・Size:--
昭和~大正時代頃のつぎはぎ古布になります。
明治から昭和初期当時、綿花や布類は非常に高価な物で、庶民の暮らしにとって大変な貴重品でした。特に貧しく、寒さの厳しい東北地方ではその傾向が更に顕著で、「小豆3粒包める布は捨てるな」という言葉があったほどでした。
破れたら当て布をしてまた使い、またその繰り返し。厳冬期その作業に没頭することで寒さを忘れ、貧困や苦しい生活を忘れさせてくれる唯一無二の時間だったともあります。
幾重にも重なる布と縫い目、擦れたり破れたりした生地、このつぎはぎだらけの布を襤褸(BORO)と呼びます。戦後、日本国内に化学繊維が台頭し、西洋の文化が各地域に浸透したことで、徐々に姿を消していった経緯があります。
現在ではコアなマーケットも存在し、徐々に感度の高い方たちが注目しているアイテムです。また、民俗学者であり民俗民具研究家でもあった田中 忠三郎氏の尽力とコレクションにより、海外のデザイナーやテキスタイルデザイナーから目を留められ、主に海外を中心に人気が高い状況でした。
ただ、ここ数年だとKapitalやVisvim、BEAMSと言った日本のファッションブランドからも野良着やBORO、刺し子から発想を得たアイテムがリリースされています。
天然の藍染め生地や文様生地など多種多様な生地がつぎはぎされた「襤褸」らしいアイテムだと思います。先程記した通り、幾重にも重なる布と縫い目、擦れたり破れたりした生地が織りなす表情は一見の価値があり、なんとも言えない凄みがあります。
人間の思いや喜怒哀楽、生活など様々なドラマを感じさせ、そこらのヴィンテージでは感じることの出来ないオーラと雰囲気があると思います。
基本的には長方形ですが、縫われていない箇所がありますので、広げると菜切り包丁や骨切り包丁のような形になります。長方形の時よりもレンジが広がり、肩に掛けたり首に巻いたりストール感覚でファッションアイテムとしてもお使いいただけます。
勿論、シンプルにお部屋に飾ったりしてもモダンで上質なインテリアファブリックとしてもお使いいただけますね。また、ハギレ取りやリメイク用途としても使っても良いですね。
一点物という言葉がよく似合うアイテムです。日本の誇る文化遺産と言っても過言ではないと思います。年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。
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Clothing and more FUNS (ファンズ)
アメリカやヨーロッパの古着やデッドストックを中心に、 NEWもUSEDも分け隔てることなく、 その時その時にあったアイテムを提案するセレクトショップ。
オーナー自ら一点一点思いを込めて丁寧にピックアップを行い、 多くの皆様の生活にワードローブを通して「彩りを添える」 がモットーです。
取扱商品
・アメリカやヨーロッパのヴィンテージ・レギュラーUSED古着やデッドストック
〜ワークやミリタリー、アウトドアなどカジュアルクロージングを中心にセレクト〜
・NEW & オリジナルアイテム
〜古着と相性の良い新品小物や店舗オリジナルのTシャツetc〜
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