アートな襤褸布

10月 15, 2018

アートな襤褸布

圧倒的な襤褸です。

ただのゴミと思うか、お宝と思うか。

各々の方の好き嫌いがはっきり分かれますね。

私としては勿論、後者のお宝です。

アクの強さに惹かれます。

■商品詳細■

・年代:1920～30年代

・素材:コットン

1920～30年代頃のジャパンヴィンテージ藍染絣襤褸古布になります。

当時、おそらく布団皮(ふとんがわ)として使用されていた布です。

中央部分の藍染の絣生地と周りの縞模様のコントラストが絵になり、襤褸として素晴らしい雰囲気を感じさせるアイテムだと思います。

「襤褸 / BORO」は、世界中の方から人気を集めるアイテムでもあり、最近では海外のファッションデザイナーやテキスタイルデザイナーからも熱狂的に受け入れられるジャパンヴィンテージの一つです。

刺し子などと同様に、当時の厳しい状況が故に育まれた物ですが、世界中を見渡してもこんな雰囲気のアイテムはありませんし、朽ちゆく一瞬の美を捉えたお品ですね。

ハードに使い込まれたことにより育まれた、他の追随を許さないかのようなオーラは一見の価値があると思います。

生地が薄くなったり弱っているので、簡単に破れたり裂けたりしますが、これはアートピースとして考えるべきではないでしょうか。

お部屋の壁に飾ったりするだけでも絵になりますし、ストールやスカーフなどの巻物としてもお使いいただけると思います。

耐久性は無いに等しいですが、逆に襤褸として直していく楽しさもあります。

お手持ちの古布などで手縫いで継ぎ接ぎすれば、また表情が変わりますし、更に愛着が湧いていきますね。

現在のこの表情も、加工技術が進化した今でも絶対に再現できませんし、実際使い込まれた物ならではですね。

日本の誇る「襤褸」、コレクションの一つに如何でしょう。

大判サイズもなかなか出会えません。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃しなく。