Mosquito Ikatの藍染野良着

10月 28, 2018

Mosquito Ikatの藍染野良着

Mosquito Ikat、おそらく海外ではこのモスキートイカットだと通じないでしょう。

和名というか正式名称、蚊絣です。

雪ん子と双璧を成す絣の一つですね。

見た目も良ければディテールもたまらないアイテムだと思います。

既に見つかりませんが、こういうアイテムは世に周知された瞬間、姿を消します。

ジャパンヴィンテージお好きな方でしたらお持ちいただきたいアイテムですね。

■商品詳細■

・年代:1950年代頃

・素材:コットン

1950年代頃のジャパンヴィンテージ蚊絣藍染野良着になります。

雪ん子絣に並び、非常に人気の高い藍染の蚊絣生地を使用し、仕立てられたアイテム。

紐が外された形跡があること、着丈の短さから見て農作業の際に汚れ防止のため着用されていた上っ張りですね。

先程の絣に話が戻りますが、細かな絣ほど珍重される蚊絣の中でも、ここまで細かい物はなかなか見る機会がございませんので、この生地自体に価値があります。

また、ジャパンブルーらしい黒々とした藍染も雰囲気抜群で、こういった色味のアイテムをお探しだった方は非常に多いのではないかと思います。

裏面は横縞で、この縞も珍しいですし、テキスタイルとしても洗練され、レトロと言うよりも洗練された雰囲気を感じさせる個体だと思います。

両面の良さを活かして、これはリバーシブルで着たくなりますね。

短着なのでショートレングスのジャケットとして着てもかっこいいですし、コートなどの下にレイヤードしても、柄が見えてアクセントとして良い着方ができると思います。

これから着込めば、破れたり、その他ダメージが出てくると思いますが、ご自分でリペアを重ねていけば、更に思い入れのある襤褸野良着へと進化するはずです。

現状でも雰囲気が良いですが、これから育てていく楽しさと育て残していく価値がこのアイテムには詰まっています。

ファッションとしては勿論、コレクターズとしても良スペックな個体ですので、持っておいて損はないと思います。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。