継ぎ接ぎが素晴らしい襤褸野良着

10月 26, 2018

継ぎ接ぎが素晴らしい襤褸野良着

リアルな襤褸好きの方にたまらないアイテムではないでしょうか。

襤褸自体、主張があるので単体で見るとシンプルとは程遠いので、服にこちらから寄っていった方が良いと思います。

イージーに考える事も大事ですが、深く深く考えて着こなした時の気分は最高です。

着方が分からないと言う方はなんなりとお申し付け下さい。

押し売りは絶対にしませんよ。(笑)

■商品詳細■

・年代:1940～50年代頃

・素材:コットン

1940～50年代頃のジャパンヴィンテージ藍染襤褸野良着になります。

戦後に仕立てられ、着用されていたアイテム。

紐付きなので厳密に言うと上っ張りになりますが、農作業の際に着用されていた野良着ですね。

当時の過酷な状況を物語るハードなダメージに当て布や手縫いのリペア、襤褸としても最高の評価を受けるべきお品です。

着古したら捨てる事が出来ず、大事に大事に着られていった事により育まれた雰囲気は、当時のドラマや日常を感じさせますし、こういった部分に思いを巡らす事が出来るのもジャパンヴィンテージの一つの魅力です。

圧倒的な凄みを放つ表情は、ここまでくるともはやアートピースだと思います。

特に襟のハードなダメージやフロントと肩の当て布のリペアは是非ともご覧いただきたいディテールです。

また、手縫いの直しも魅力で、数種類の色の糸が使用されているので、ちょっとしたアクセントにもなっていますし、手縫ならではの温もりもお感じになっていただけると思います。

また、上っ張りらしく着丈が短いので、ショート丈のジャケットとして着ると全体のバランスが取りやすいと思います。

デニムジャケットやスウィングトップなどの定番アウターに飽きてきた方に最適だと思いますし、この佇まいはただ着るだけでもお洒落な雰囲気を演出してくれるのではないでしょうか。

また、ややくすんだ藍染縞模様の生地感も極上で、日本の木綿生地が、Japanese Fabricとして海外から支持されるのも納得ですね。

これから着込めば、生地が薄くなっている箇所が破れたり、その他ダメージが出てくると思いますが、ご自分でリペアを重ねていけば、更に思い入れのある襤褸野良着へと進化するはずです。

現状でも雰囲気が良いですが、これから育てていく楽しさと育て残していく価値がこのNoragi Jacketには詰まっています。

ファッションとしては勿論、コレクターズとしても良スペックな個体ですので、持っておいて損はないと思います。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。