後ろ姿で語れるヴィンテージビスポークコート

10月 16, 2018

後ろ姿で語れるヴィンテージビスポークコート

今期初のヘビーアウター。

一発目に持ってきたのは、戦前のビスポークです。

ビスポークの何が良いって、クオリティの高さと共にオーダー主の個性を感じられる部分ではないでしょうか。

そして、合わせ易さ最強のブラックウールです。

現行の良いブランドのコートより間違いなく良いです。

■商品詳細■

・年代:1930～40年代

・素材:ウール

1930～40年代頃のジャパンヴィンテージビスポークウールコートになります。

戦前の大変貴重なビスポーク。

テーラーショップへ個人オーダーされた物らしく圧倒的なクオリティの高さを感じさせ、今作るとなると数十万はするであろう贅を尽くしたお品です。

また、ただでさえ数の少ないジャパンヴィンテージの中でも現代に通用するサイズ感にシルエット、デザイン含め、古臭さを一切感じさせないスタイリッシュな一着でもありますね。

ビスポークコートらしい特徴的な内側のポケットに裏地使い、見えない所までしっかりと作られており、オーダー主の意図とテーラーの業も感じ取れますね。

ラペルの幅も良い感じで、大人の男性を凛と演出するダンディズムすら感じさせます。

また、やや落ちる肩のラインも秀逸で、無骨な男らしさと共に小慣れた雰囲気も演出できますね。

前を開けて着ても閉めて着ても、佇まいが良いですしバックシルエットも含め全方位どこから見ても、かっこよさが際立つアイテムもあります。

お色もブラックで合わせ易さは抜群です。

また、全体のシルエットのせいか色味の重苦しさがなく、ラフにも着れる逸品です。

所々のリペアも味わい深い表情を見せてくれますし、愛着を持って大事に着られていた事が分かりますね。

リペアもこのアイテムに限っては個性を感じさせる貴重なディテールだと思います。

普遍的なアイテムこそ、コートは拘って選びたいですね。

大人の男に相応しいクオリティの高さとデザイン、歳を重ねたからこそ良い物を着るべきです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。