野良着藍染襤褸ジャパンヴィンテージ着物 20～30年代

8月 14, 2017

野良着藍染襤褸ジャパンヴィンテージ着物 20～30年代 | FUNS

野良着 FUNS 藍染襤褸ジャパンヴィンテージ着物 20～30年代 BORO NORAGI

野良着藍染襤褸ジャパンヴィンテージ着物 20～30年代

裏側に貼られた大判の藍染生地が印象的です。

年代問わず海外の洋服だと、こういったディテールはあるようでありませんね。

島国はやはり独特の考え方や作り方、表現の違いがあって面白いですね。

私も勿論、Tシャツにジーンズをごくごく当たり前に身につけてきたので、今でも好きですが、和服は作りと見た目が全くの別物です。

しかし、不思議なことにあくまでファッションの一つとして考えると全く違和感が無く、すんなりと溶け込んでくれます。

海外のデザイナーやディーラーが買い漁っている野良着、是非とも私達のスタンダードにしていきましょう。

■Details■
・Date:'1920～'30s / ・Material:Cotton

■Comment■
1920～30年代、大正～昭和初期頃のジャパンヴィンテージ藍染襤褸野良着になります。

枯れて朽ちゆく古布らしい雰囲気の良さが魅力のアンティークNoragi。表側の格子の藍染木綿は雰囲気たっぷりで、所々の擦れや生地痩せにより表れているダメージ感もとても素敵だと思います。

そして、裏側に貼られたジャパンブルーらしい大きめの藍染生地はお好きな方も多いディテールだと思います。

田中忠三郎でお馴染みの襤褸に変化する前とでも申しましょうか、直しが入っていない部分もある意味貴重だと思います。

既にオーラの良さは格別ですが、これから更に着込んで年月を重ねれば、各所が破れたりしてくると思いますので、その時、古布などで直しを加えていけば、襤褸になっていきます。

また、細かい部分ですが、仕立て糸が所々に見え、立体感のあるハンドステッチは手作業ならではの温もりと凄みも感じさせます。

袖も大振りタイプではございませんので、和服に慣れていない方にも受け入れていただけると思います。また、ヒップの隠れるミドル程度のレングスも非常に洗練されており、和服のモダンさは現代にもフィットしますね。

袖の短い部分はそれだけで、新鮮さを感じますし画像のようにロングスリーブのシャツなどとレイヤードした時、独特の趣を感じさせる佇まいだと思います。

最近だとVISVIMのnoragiやキャピタル、スノーピーク、モンベルなどから和からダイレクトにインスピレーションを受けたアイテムが多数リリースされていますが、拘る方には当時のオリジナルがお勧めです。

ジャパンヴィンテージ自体、まだ見識が浅い部分がありますが、飽和しきった海外のヴィンテージとは異なり、新鮮さと面白さがあります。

早い方はこちらのジャパンに移行しつつあります。是非、今の内にお手元に置いておいていただければと思います。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。

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