古布で直したUSA製501

3月 17, 2019

古布で直したUSA製501 | RENOVATE #2

きまぐれリメイクシリーズ、RENOVATE #2。

こちらはリメイクというよりもリペアに近いですが、501は日本の古い木綿とも相性が良いですね。

King of Standardはそれだけ、汎用性があるという事ですし、馴染みがなんでも良いです。

裾を切ってトレンド感.....と言うのは違い、裾が激しくクラッシュしていたので、切っただけです。(笑)

■商品詳細■

・ブランド:Levi's

・年代:1980年代

・素材:コットン 100%

・サイズ:表記W36/L36 (実寸:W33/L25)

1980年代頃のアメリカ製リーバイス501を日本の古い着物の生地で当方でリペアをした一本。

USA製の501自体がアメリカ国内でも既に見つかりづらい状況に入ったのはご承知の通りだと思います。

日本のジャパニーズファブリックならではの生地も雰囲気があって、オンリーワンですし、タタキや海外のファブリックを使ったリペアとも異なる魅力のあるアイテムに仕上がったのではないかと思います。

膝の部分の佇まいだけでも見応えがありますし、ハンドステッチ特有のステッチの凹凸も良い表情ではないでしょうか。

また、裾をカットしておりますので、切りっ放しのラフさもあり、カジュアルにお召しになっていただけると思います。

デニムのヒゲの色落ちやアタリもUSA製のアメリカらしく、デニム単体で見た時もかっこいいですね。

所々のダメージなどもかっこいいディテールになっていますね。

また、私が直しを加えた部分もそうなのですが、このアイテムは完璧ではございません。

ご自身で更に育てていっていただきたいと思っています。

リペアやステッチを重ねたりする毎に表情が変わっていきますし、手を掛ければ掛けるほど愛着とご自身の個性がプラスされるオンリーワンなアイテムに育っていくと思います。

ある意味、現代の大量消費やファストファッション、トレンドへのアンチテーゼ的な意味もプラスしています。

物を大事にしてきた先人の思いを現代の価値観にもプラスし、長くお使いになっていただけると嬉しいです。

この機会をお見逃し無く。