振り切れた完全な一点物野良着

1月 02, 2019

振り切れた完全な一点物野良着

本年、最初の野良着。

襟と袖を見るとこのNoragiの素晴らしさをお感じになっていただけると思います。

完全なる一点物、こういう野良着は本当に珍しいです。

分かりやすさも大事にしつつ、やっぱりここら辺の物も推していきたいですね。

こちらも新春初売りセールの期間中はセールプライスでのご提供になります。

■商品詳細■

・年代:1930年代頃

・素材:コットン

1930年代のジャパンヴィンテージ藍染絣野良着になります。

定番ながらも本当に見掛ける機会が少なくなった藍染木綿の野良着。

野良着自体、各家庭で仕立てられるので一点物感が強いですが、この個体はその更に上を行くような本当のオンリーワンなNoragi Jacketだと思います。

ボディ自体は素朴な藍染の絣生地、そこに当時の方が別個の生地を縫い付けています。

襟には絞り染めの生地が充てがわれ、袖はおそらく1930年代よりも古いと思われる着物の解きと思われる生地が縫い付けられています。

また、袖裏にはニットリブの生地まで後付けで付けられており、ディテールがユニークなアイテムだと思います。

これらの生地は補強用ではないので、おそらく当時の方のファッション的な楽しみで付けられたと思われます。

いつの時代もお洒落を楽しむ心は廃れませんね。

こういった当時の方のセンスが投影された物は、評価すべきポイントだと個人的に思います。

全体としてクレイジーパターンとして評価できますし、継ぎ接ぎ系の襤褸とは違った魅力がありますね。

色味にデザインのシルエットも良いので、合わせやすくデイリーにお召しいただけるのではないでしょうか。

袖もそこまで広がっていないので、洋服のように着ていただいてもあまり違和感なく馴染むと思います。

野良着や半纏などのジャパンヴィンテージにまだ、慣れていらっしゃらない方は着方に頭を悩ますかもしれませんが、画像のようにスウェットパーカなどのスタンダードアイテムとも実は馴染みが良いです。

敢えて他も尖ったアイテムを合わせても良いですが、当店といたしましてはデイリーアイテムにさっと野良着を合わせる、そんなスタイルがお勧めです。

貴重なジャパンヴィンテージ、拘る方は当時のオリジナルをチョイスされては如何でしょう。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。