日本的な美意識を感じる野良着

1月 27, 2019

日本的な美意識を感じる野良着

シンプルかつ奥ゆかしい日本的な美しさが光る野良着。

この背当ての藍染、本当に綺麗ですね。

こういうシンプルなNoragiは本当に見つかりません。

襤褸や藍染ごりごりの物も良いけど、うっすらとしたこれ系も本当にお勧めです。

■商品詳細■

・年代:1930年代頃

・素材:コットン

1930年代頃のジャパンヴィンテージ格子生地野良着になります。

表面のフェードし、スモーキーな色合いの生地と裏面の藍染生地のコントラストが素晴らしい一着。

生活や作業性を考えて生み出された野良着ですが、こんなモダンなデザインの衣料で、作業を行なっていたかと思うと、当時の農村はある意味、パンクでアバンギャルドな場所にすら思えてきますね。

日本国内だと野良着はまだ、和服の一部として扱われたり、存在すら広まっていない部分もありますが、海外では既に「Noragi Jacket」として高い人気を誇っており、ファッションアイテムとしても決して無視できない存在になりつつあります。

ファッション業界の一部の方の中でも、野良着を含むジャパンヴィンテージが注目されていますので、資源がまだ残る今が良いタイミングだと思います。

表面はややフェードしており、チャコールグレーのような色味に変化しております。

背中周辺が日焼けにより、周りより色が落ちておりますが、おそらく作業時の結果ですね。

偶然の部分もありますが、この色味自体、野良着の中では比較的珍しいですし、格子なので無地には無い爽やかさがあります。

また、裏面の背当てなどの藍無地の生地自体が貴重ですし、裏面で見た時の格子と藍無地のコントラストは秀逸だと思います。

古い年代らしい木綿の肌触りも極上ですし、これからどんどん着込んでいきたくなりますね。

着用や洗濯を重ね、年月が経過すると生地が薄くなったり破れたりしていくと思いますが、そこからがジャパンヴィンテージの一つの楽しみ、襤褸が始まります。

古布や手縫いで直していくと、更に愛着が増していきますし、そうなった頃、きっとクローゼットに欠かす事のできない存在へなるはずです。

また、長着らしいレングスの長さもファッション性を高めていますね。

最近では長着の方が評価が上がっておりますし、コート感覚で着るのに最適だと思います。

ファッションアイテムとしてトレンチやステンカラー、ミリタリーなどなど様々なコートが存在しておりますが、この長着をコートとして着ないのは勿体ないですね。

このまま着るだけでも絵になりますし、誰と一緒になる事もないので、普通のスタイルや考え方に飽きてきた方にジャパンヴィンテージは最適だと思います。

皆様がお持ちであろうスタンダードな洋服との相性も非常に良いので、ワードローブの一つとしてお持ちだと重宝します。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。