襤褸(ぐずぐず)のヴィンテージトンビコート

12月 08, 2018

襤褸(ぐずぐず)のヴィンテージトンビコート

ジャパンヴィンテージアウターの人気No.1、トンビコート。

現状の在庫はこちらのみになっております。

とにかく早いので、前回も前々回も逃された方がいらっしゃいましたら、お早めにご検討いただけたら嬉しいです。

雪マークもちらちら目にする機会も増えてまいりましたので、本当アウターの時期なんだと思いました。

風邪などひかれぬようお身体ご自愛下さい。

■商品詳細■

・年代:1920～30年代頃

・素材:ウール

1920～30年代、大正後期から昭和初期頃に掛けて仕立てられたジャパンヴィンテージトンビコートになります。

ジャパンヴィンテージのアウターの中でも間違いなく一番の人気を誇るアウター、とんびです。

ここ日本ではとんびと言われておりますが、元のインバネスコートはスコットランドのインヴァネス地方で誕生し、日本には1887年(明治20年)頃に伝わったとされる外套です。

イメージとしてシャーロックホームズや金田一耕助、太宰治でお馴染みのアウターと言えば分かり易いアイテムでしょうか。

大正から昭和の初期頃に日本で流行し、その当時は財産を持った裕福な人物(大尽)のみが着ることが出来たアイテムでもあります。

当時、日本で主流だった和服に合わせやすかったことが流行の要因とされ、袖が広めの着物との相性が非常に良く、ハイカラな紳士が着用していました。

現在では和装文化自体が衰退した事もあり、当時の古い物は、普段お目に掛かる機会もありません。

着易いシングルタイプ、そして有るようで無い珍しいフード付きです。(フードは取り外し可能です。)

もう、既に古い年代のトンビコートはある意味、存在自体が貴重になっていますが、このグランジな雰囲気も素晴らしいですし、襤褸やグズグズとしても評価いただけると思います。

ヴィンテージらしいウールの質感も良いですし、ただ着るだけで雰囲気が出てくるので、一般的なヴィンテージ古着に飽きてきた方にとってはぴったりの一着ではないでしょうか。

また、ネームやテーラーの刺繍は入っていませんが、年代的な部分を考えると、ほぼ間違いなくビスポークだと思われます。

何か映画に出てきそうな雰囲気もまた良いですね。

大正モダンをダイレクトに感じるアイテムですが、そこを和装ではなく現代の洋服とコーディネートするのが粋なアイテムだと思います。

今回、スウェットパーカとスウェットパンツとラフなアイテムを合わせてみましたが、収まりが良いですし、敢えてのミスマッチコーデも楽しいと思います。

マントデザインは、着始めは違和感があると思いますが、一度着てみると実は合わせやすいですし、オンリーワンな佇まいは格別ですね。

デザイナーズブランド系お好きな方にもお勧めです。

年々、減少の一途ですのでこの機会をお見逃し無く。